テレワークが普及し、今やビジネスシーンにWeb会議は欠かせません。そんなときに欲しいのが、ヘッドホン(イヤホン)とマイクが一体になった「ヘッドセット」です。パソコン(PC)やスマホ内蔵マイクより音質が良く、会議に集中しやすくなると人気です。
このページでは有線のヘッドセットやワイヤレスのヘッドセットの選び方を解説し、Amazonや楽天市場で購入できるおすすめのヘッドセットも紹介します。
ビジネスやテレワークに適したヘッドセットの選び方
ワイヤレス(無線)タイプのヘッドセットの利点は、何と言ってもコードがないことに尽きます。PCなどの操作の邪魔にならない上に、ヘッドセットをつけたまま歩くこともできます。
ワイヤレスはBluetoothで接続するものと、付属のUSBレシーバーを使うタイプがあります。USBタイプのほうが音・接続安定性共により良いことが多いですが、Bluetoothタイプは手軽ですし、スマホやタブレットでも使えます。その代わりに充電をこまめにする必要があり、簡単ではあるものの使用前の設定も必要です。
Navee Sangvitoon / EyeEmGetty Images
有線タイプのヘッドセットの良さはPCやスマホにつなぐだけで、特別な設定をしなくてもすぐに使えることです。無線タイプと違って充電も不要で、手軽さでは勝ります。
ヘッドセットにはUSBで接続するタイプと、「ミニプラグ(イヤホンジャック)」で接続するタイプがあります。USBタイプのヘッドセットはより音質が良いかわりに、基本的にPC専用です。ミニプラグで接続するヘッドセットは、スマホやタブレットでも使えます。
無線タイプのヘッドセットと違って接続が突然切れてしまうことがないため、重要なウェブ会議でも安心感があるはずです。
Web会議向けのヘッドセットとしてぜひおすすめしたい機能は、「音量調整」と「ミュート」です。ヘッドセット本体で音量調整ができると、相手の声が聞こえづらいときに素早く対応できます。特にキーボードに音量調整ボタンがない場合は、ぜひ欲しい機能です。
ミュート機能があると、こちらの音声を遮断できます。ウェブ会議中に家族に話しかけられてしまったり、宅配便などが届いた場合、咄嗟(とっさ)にミュートできるので大変便利です。
両耳を覆って音声を聴くタイプと片耳だけでタイプがありますが、これは好みで選んで問題ないでしょう。片耳のみのタイプは、周囲の音が聞こえやすいと言えます。一方で両耳タイプは、ヘッドホンの音に集中できるというわけです。
これをきちんと見極め、ヘッドセットを使う環境に応じて選ぶとよいでしょう。また、片耳タイプには耳に掛けて使う製品もあります。髪型を崩したくない人や、頭を締めつけられるのが苦手な人におすすめです。
ヘッドセットのおすすめ11選
ゼンハイザー SC 60
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ドイツの音響機器メーカー、「ゼンハイザー」のUSBヘッドセット。ミュートや音量調整などの便利な機能を搭載していてユーザーからの口コミは抜群。マイクの音質がよく、周囲の雑音を拾わないと評判です。やや値が張るものの、その価値があるおすすめのヘッドセットです。
- 接続方式:USB(type-A)
- 主な機能:ミュート、音量調整機能、ノイズキャンセリングマイク
ロジクール H340r
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予算が限られている人におすすめなのがコチラ。USB接続タイプのシンプルなヘッドセットです。機能は限られていますが、同価格帯の製品に比べて音質がよいと評判です。また、ロジクール製品らしく2年保証がついているのも安心感につながります。
- 接続方式:USB(type-A)
- 主な機能:ノイズキャンセリングマイク
Jabra EVOLVE 20 MS Mono
手頃な価格で性能も良いと評判なのが、デンマークのオーディオブランド「Jabra」のヘッドセットです。この製品はビジネス用として使い勝手の良い片耳タイプの「Mono」ですが、両耳タイプの「Stereo」もあり好みで選べます。
シンプルなデザインのヘッドセットなので、飽きにくい上に「Microsoft Teams」の認定を受けているので動作が安定しているのもおすすめポイント。ボリュームや受話ができる大きめの手元スイッチも使いやすく、実用性に優れたヘッドセットです。
- 接続方式:USB-A端子
- 主な機能:ミュート、音量調整機能、ノイズキャンセリングマイク
ゼンハイザー VoIP PC 3.2 CHAT
人気の高いヘッドセットです。いちばんのウリは、音響メーカーならではの音質の良さ。ヘッドホン部分、マイク部分共に音がクリアで聴こえやすいと好評です。
音声の入力と出力が分かれたタイプの3極プラグなので、両端子を備えたデスクトップPCでの使用が基本となりますが、変換アダプター付きなのでスマホやノートPCでも利用できますよ。
- 接続方式:3.5mm 3極ミニプラグ
- 主な機能:ノイズキャンセリングマイク
シスコシステムズ 521 ヘッドセット(片耳タイプ)
「せっかくなら、できるだけ良いものが欲しい…」ということなら、コチラがおすすめ。ミニプラグとUSBの両方で使えてつくりもよく、軽量ながら頑丈と大変好評な製品です。
メーカーのシスコシステムズは世界最大のコンピュータネットワーク機器の会社で、ヘッドセットも業務用クオリティ。ウェブ会議が頻繁なビジネスマンにぴったりの逸品です。
- 接続方式:USB(type-A)、3.5mm 4極ミニプラグ
- 主な機能:ミュート、音量調整機能、ノイズキャンセリングマイク
Jabra Talk 45
Talk 45
Jabra
amazon.co.jp
¥7,255
耳にかけても重さを感じづらい、コンパクトなヘッドセットです。Bluetoothは最大8台の機器を登録でき、同時に2台の接続の接続が可能。なので、仕事で使うPCとスマホの両方につないでおくことができるので、突然の着信にも慌てずに済みます。
2時間の充電で最大8日間の待受が可能となり、連続通話時間も6時間という十分な電池持ちとなっています。機能が充実していて、仕事にもしっかり使える高品質なワイヤレスヘッドセットを探している人におすすめできる製品です。
- 接続方式:無線(Bluetooth)
- 主な機能:音量調整機能、ノイズキャンセリングマイク
サンワダイレクト 400-BTMH013BK
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コールセンターでも良く使われているという片耳タイプのヘッドセットですが、実は無線タイプは少数派。最新のBluetooth5.0対応で、接続が安定していて音声の遅延も少なく済みます。置くだけで充電できる台がついていて、保管場所にも困らないでしょう。また、11時間連続通話可能なスタミナも魅力的です。
- 接続方式:無線(Bluetooth)
- 主な機能:ノイズキャンセリングマイク
ロジクール H600r
USBレシーバーを使うタイプの無線ヘッドセットは少数派であり、Bluetooth非搭載のPCでも無線が使えます。10m離れても接続が切れないほど強力なので、多少歩き回っても大丈夫でしょう。ミュートや音量調整など便利な機能は押さえている上、2年保証も付いています。
- 接続方式:無線(USB)
- 主な機能:ミュート、音量調整機能、ノイズキャンセリングマイク
PLANTRONICS Voyager 5200
耳かけタイプで絶大な人気を誇る、アメリカの「プラントロニクス」のヘッドセットです。片耳にかけられるコンパクトなサイズながら90分の充電で連続通話7時間、連続待ち受け9日というスタミナが特徴です。
風切り音もカットする強力なノイズキャンセリングと、音声コントロール機能を搭載しているので室内だけでなく、屋外でもクリアーな通話ができます。また、スマホアプリと連動すれば、万が一紛失してもどこにあるかを探すこともできます。
- 接続方式:無線(Bluetooth)
- 主な機能:ミュート、音量調整機能、ノイズキャンセリングマイク
AfterShokz(アフターショックス) OpenComm
OpenComm AFT-EP-000027
Aftershokz
amazon.co.jp
¥20,000
今回紹介する中で、唯一の「骨伝導式」のヘッドセットです。頭の骨の振動で音を伝えるため、両耳を塞がずに音が聴くことができます。ヘッドセットとしては新しいですが、補聴器では実績のある方式です。
鼓膜を使わずに音を聴けるので耳に不調を起こしづらく、BGMを流しっぱなしにしていても負担になりづらいと好評。バッテリーは16時間持つので、朝のジョギング中からウェブ会議まで1日中使えます。
- 接続方式:無線(Bluetooth・NFC)
- 主な機能:ミュート、音量調整機能、ノイズキャンセリングマイク
Anker PowerConf H700
充電器やモバイルバッテリーでおなじみのAnkerが、初めてつくったワイヤレスヘッドセットです。得意のバッテリー技術を生かし、最大24時間の長時間通話と最大35時間の音楽再生が可能となっています。
この製品が他とひと味違うのは、マイクだけでなく、ヘッドホンにもノイズキャンセリング機能がついていること。周囲の雑音をカットして、音声をよりクリアに聴かせてくれます。重要なWeb会議に多い人にもおすすめです。
- 接続方式:無線(Bluetooth)
- 主な機能:ミュート、音量調整機能、ノイズキャンセリングヘッドホン&マイク
まとめ
ヘッドセットにはいろいろなタイプがあり、使い勝手や性能はさまざま。ですが、このページで解説した選び方を踏まえることで、自分に合ったものを選びやすくなるはず。気になったものがあったら、ぜひ手に取ってみてください。